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セスレット工法とは?

補強体に鉄骨を内蔵した外付け耐震補強工法です。
繊維補強コンクリートを使用しており、高い強度と変形性能を備えています。

これまで進んでいなかった事務所や一般住宅、特に集合住宅の耐震補強を考えて開発された外付け耐震補強工法CESRet(Concrete Encased Steel-Retrofitting)。補強部材であるCES部材自体に十分な剛性や耐力、変形性能を期待できるため、従来の外付け耐震補強で慣用とされているブレース部材を設置する必要がありません。補強後に、採光や出入り口を妨げることが無く、外観に大きな変化が現れないことから、事務所や集合住宅などに最適な工法です。

セスレット工法の基本構造

本工法は、既存建物の外側から柱および梁にあと施工アンカーを一定ピッチで打設します。このあと施工アンカーを介して内蔵鉄骨を取り付け、その周囲に繊維補強コンクリートを打設することによって既存建物との一体化し、耐震性能の向上を図ります。
外付けフレーム型耐震補強工法であるため、採光や出入り口を妨げないだけでなく、補強工事を行ったことによる圧迫感を受けることもありません。補強部材の表面はコンクリートであるため、仕上げは自由であり、建物に新しいイメージを与えることもできます。

セスレット工法の特長

完全外付け耐震補強

本工法は、屋内での作業を一切必要としないため、工事中も通常通り建物を使用することができます。多くの耐震補強工法において施工時に必要とされる仮設スペース等への引越しが不要であることに加え、これに関連するコストの削減や現場施工期間の短縮等が可能となります。

採光や動線を確保

本工法はフレーム型の耐震補強なので、補強部材が窓や出入り口を妨げることが無く、採光や動線を補強後にも維持できます。外観に大きな変化が現れないことから、事務所や集合住宅などに最適な工法です。

施工性の改善と工期の短縮

本工法では、鉄筋工事を最小限に抑えることにより、施工性が向上されると共に工期短縮が図れます。

外観デザインの自由

補強部材はコンクリートであるため、仕上げは自由です。建物の仕上げにあわせることも、新しいデザインにすることも可能です。

メンテナンスフリー

補強部材にはCES部材を用いています。このCES部材には繊維補強コンクリートを用い、地震の損傷に対して補強体コンクリートの剥落防止やひび割れの発生を抑制し、鉄骨系の補強に必要なさび止め塗装や仕上げ材、メンテナンス工事が不要となります。

CES部材は、「日本建築学会構造委員会鋼コンクリート合成構造運営委員会」にて研究開発が行われている構造部材です。CES構造は、従来の鉄骨鉄筋コンクリート構造と同等以上の復元力特性、変形性能および損傷軽減効果を有し、地震の損傷に対して補強体コンクリートの剥落を防止する効果が見込めます。CES構造を補強部材に用いることにより、耐震補強で従来使用されてきたブレース部材を用いることなく、高い補強性能を発揮することができます。

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